月に寄りそう乙女の作法~ひだまりの日々~ まとめ感想

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EXシナリオ「衣遠兄様の華麗なる一日」も終え、フルコンプ。共通ルートが5時間前後、個別ルートが8時間前後くらいでしょうか。プレイしていてダレない長さなんじゃないかと。

いやぁ、良い作品でした。個人的に今までやったエロゲ・ギャルゲの中でも屈指の楽しさでしたよ。ギャグネタあり、シリアスも重くなり過ぎず、良い意味で隙があって終始楽しめる作品に思えました。同じNavel作品の『俺たちに翼はない』も結構好きでしたが、あちらはネタに次ぐネタの応酬でこってりとしてましたが、『月に寄りそう乙女の作法』はそれをマイルドにした感じで、話がテンポ良く進んでいた印象です。

ヒロインの好みとしてはルナ様>湊>>ユルシュール>瑞穂という感じ。序盤の展開では湊独走でしたが、ルナ様の個別ルート入ってからの魅力ったら半端無かった!ルナ様マジ天使。

ルートの好みはルナ様>ユルシュール>瑞穂>湊という感じでしょうか。湊ルートは悪いわけじゃないんですが、方向性が他ルートとは全く違う方へ行ってしまった感があって若干不完全燃焼気味。アフターストーリーに期待。湊自身は他ルートで失恋イベントを始め、色々と活躍するヒロインでしたけどね。

 

総評

97点。個人的に名作。女装主人公モノってことでちょっと敬遠してましたが、それを覆すだけの作品でした。多少フラグ未回収な部分もあったりしましたが、話のまとめ方としてはしょうがないかも。全フラグ回収して紆余曲折するとダラダラしてしまう可能性がありますし、アフターストーリーでそれを回収すると考えれば文句無し。ヒロイン以外の登場キャラも魅力に溢れ、どのルートも楽しくプレイさせてもらいました。

気になったことといえば、OPを本編でしか見れないことくらい。OPはギャラリーでいつでも見れるようにしてほしかった。

「DESIRE」はホント名曲。ちょっと切ない曲調と映像が相まってもう大好き。何度もOP再生してしまいます。近々「DESIRE」が収録されている美郷あきのアルバム買う予定。

月に寄りそう乙女の作法~ひだまりの日々~ 桜小路ルナルート

ラスト。他ルートでも多大な影響を与えていた本作メインヒロインのルナルート終了。過去の出来事が原因で捻くれた性格から垣間見える優しさとかルナルートじゃなくても良い味出してましたが、さてはて本人のルートに入ったらどうなることやら・・・

 

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え、天使やん。

天使でした。天使がいましたよ。え?ルナ様ルート入ったらこんな表情すんのかよ。他ルートで「あぁルナ様こりゃ人気出ますわ」って思ってたレベル軽く超えました。↑の場面と朝日に水着で襲いかかるシーンには特にやられましたよ。

 

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個人的に鈴平ひろ先生のキャラデザって時点でスラッとしたそこそこ身長の高いキャラをイメージしてしまいます。あまり前情報無くプレイした自分としてはルナ様の身長の低さには驚いたり。

ストーリーに関しては桜小路家や大蔵家のお家事情がメイン。ラスボスにはやっぱり衣遠兄様。朝日が正体を明かされる辺りの展開はもうね・・・良かったの一言。しかし、ルナ様の両親は本格登場しなかった割りに随分胸糞悪い展開にしてくれたものです。桜小路家・大蔵家どちらに関しても全てが明確に明かされたというわけでもなく。その不足した部分に関しては続編で明かされていくことを期待します。とりあえず、ルナ様の両親との関係についてはアフターストーリーで何かしらの進展があるみたいなので期待。

本人のルート以外では不可避な湊が遊星にフラれる場面。ルナ様ルートが1番ストレートにフラれ、湊が本格的に泣く展開。吉田真弓の演技結構好きです。そこから一応立ち直った湊ですが、

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キャラ壊れすぎィ!!

だが、それもまた良し(ぇ 愛着が湧くキャラですよホント。

購入物

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WHITE ALBUM』の1と2、『乙女理論とその周辺-Bon Voyage-』を購入。ホワルバの1は人にあげて手元に無かったので再度購入。2はPC版やVita版もありますが、モーションポートレートがあるのはPS3版だけなので。それをプレイする為に実家に置きっ放しだったPS3を今の家に持ってきました。去年末の予定では舞台の季節も考えて「3月くらいにはやりたいなぁ」とか思ってましたが、無理

乙女理論とその周辺は『月に寄りそう乙女の作法』次第でって思ってたんですが、ものっ凄い良かったので購入。Amazonでも通常版はマーケットプレイスにしか無い状況ですが、近くの店に新品あるの確認済みだったので。

結構良いペースでゲーム終わらせてるんですけど、それと同等・それ以上のペースで増えてます。まぁ探すのも買うのも楽しいですしね。

月に寄りそう乙女の作法~ひだまりの日々~ 花之宮瑞穂ルート

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3周目男嫌いで朝日(遊星)に並々ならぬ好意を寄せる瑞穂ルート終了。

自分の勝手な想像ですが、男嫌いヒロインって女装主人公のゲームなら1人いそう。女性だと思っていた大好きな相手が本当は男性で・・・っていうのは好意やら拒絶反応やら感情がぐちゃぐちゃになってそうで考えるだけで楽しいです。そういう波乱にこそ物語がありますし、実際瑞穂ルートで1番の見所なのでは。

湊は勿論、ユルシュールも割とスムーズに受け入れていたので1つくらい朝日=遊星に戸惑うルートは必要ですよね。

"お見合い"ってキーワードも出ていましたし、てっきり実家に帰ってしまった瑞穂の前にお見合い相手として遊星が登場する展開か!?とか思ってた時もありましたがそんなことは無かった。因みに衣遠兄様の評価に関しては手のひらクルックルです。

朝日=遊星を受け入れてからの描写がストーリーの尺上他ヒロインより少な目なのでそこら辺に関してはアフターストーリーに期待。

 

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湊ぉぉぉぉぉぉ!!!!

湊失恋は大なり小なりどのルートでも不可避っぽいので心苦しいです・・・。っていうか、自分の中で吉田真弓が失恋ヒロインポジに定着しつつあります(乾紗凪とか渡来明日香とか)。

 

次はトリのルナ様ルートへ。

月に寄りそう乙女の作法~ひだまりの日々~ ユルシュール=フルール=ジャンメールルート

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典型的な高飛車ヒロイン!・・・と思いきや努力あっての秀才ヒロインユルシュールルート終了。個人的に金髪!ツインテール!高飛車!この3コンボ苦手部類に入るので本作1番難儀なルートかなぁって思ってましたが、そんなことなかった!

ユルシュールのプライドを折って追って折りまくる!

もうやめて!ユルシュールのライフは0よ!と言いたくなる追い込み具合。薬草を与えられては会心の一撃食らってる気分でした。それでもスムーズにプレイ出来たのがつり乙の魅力でしょうか。朝日が良い主人公してますし、脇を固めるキャラがしっかり立ってるのでストレスなく進められました。

そして、ライバルであるルナに負けに負けたからこそ終盤の展開はどうなるか予想が付いていたとしても良いものです。まさに王道。衣遠兄様糞ムカつくはずなのに格好良いと思ってしまった・・・悔しいっ!

 

湊の初速度の凄さに対してユルシュールの右肩上がりのストーリー。ヒロインそれぞれ違った魅せ方をしているので、残るルナ様と瑞穂の両ルートも楽しみです。

次は瑞穂ルートへ。

Navelの『SHUFFLE!』や『俺たちに翼はない』をプレイしていれば気付くネタがちょこちょこ入ってるのも楽しいです。サーシャの中の人繋がりでの咲夜化とか、学園祭で顔から下だけ登場フォーベシィとか。

枯れない世界と終わる花 まとめ感想

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正ヒロインの風格。

『枯れない世界と終わる花』フルコンプしました。本筋は全ヒロイン共通で、違いといえばコトセとユキナが途中個別シナリオ入るのと、ヒロイン別のエピローグがあることくらい。それだけ本筋のストーリーに力を入れているとも言えます。しかし、この構成だと2周3周していると内容に力が入っていても作業的になってしまうのが欠点。なので自分は1周目以降目的のヒロインのシナリオ以外スキップしました。

個人的なヒロイン救済の話の好みとしては

ハル>ユキナ>コトセ

という感じ。記憶を失くすストーリーって好きなんですよねぇ。『それは舞い散る桜のように』とか『D.C.Ⅱ』の音姫ルートとか。主人公としての繋がりの深さを考えたら個人的にはハル一択。っていうかCV.沢澤砂羽の時点でね・・・その名前があったというのも買う要因ではありましたし。ショウが自分を犠牲にしてハルを助けようとした場面は本作で1番印象的な場面。

レンはおまけっぽい扱いにも関わらず、Getchu.com美少女ゲーム大賞2016のキャラクター部門にランクインしているってのは何でなんだ・・・。

 

総評

80点。ミドルプライスという気軽にプレイ出来る価格とストーリーの長さ。絵が好みで感動系のストーリーを求めているならプレイしてもいいかもしれません。

何より沢澤砂羽最高や!

AiRIは『はるるみなもに!』とか良曲多い。っていうか、調べたらUR@Nの人か!結構経歴長い。

月に寄りそう乙女の作法~ひだまりの日々~ 柳ヶ瀬湊ルート

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1周目は柳ヶ瀬湊ルートから。湊は幼少期1年だけ遊星と一緒にいた時期があるとか。これは幼なじみになるんだろうか?ま、いいや。可愛いから幼なじみで(ぇ

もう初速度で言えば湊がブッチギリ。出会ってから朝日が女装した遊星だと知らず、自分の初恋は遊星で現在進行形とか自分がどれだけ遊星のことを好きかを本人の前で嬉々として語るところとか超可愛い。そこから朝日が遊星だと分かって混乱しながらもドア越しに遊星に告白する湊超可愛い。その後遊星に褒められて喜んで走り去る湊超可愛い。1周目にしてなぜ自分がつり乙をスルーしていたのか悔やんでます。

登場人物それぞれ個性がありますが、お嬢様学校がメインの舞台なので湊のようにくだけた人柄は貴重な気がします。かなり抽象的な表現になりますが、Navel作品らしいキャラ。それにまー吉田真弓の声はクセになります。何だこの声最高やんけ。

 

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七愛のヤンデレ具合がギャグ方向で良い味出しており、湊の関係性も相まって良いキャラでした。

最終的に衣遠兄様が障害として立ちはだかると思って身構えってたら登場すらしなかったという。まぁルナ様を始め、大切な仲間と一緒ならどんな障害でも乗り越えられる!と思っておきます。

追記:『乙女理論とその周辺 Bon Voyage』にアフターストーリー付いてて、そこで衣遠兄様関わってくるとか。やべ、くっそ楽しみ。

上にも書きましたが、湊に対しては序盤が最高潮。まぁ相手が好きな人だと知らずにその人の事を話して、後々それを思い出して恥ずかしさでのたうち回る展開って普通じゃ中々出来ないですし。女装主人公という設定を上手く使った展開だと思いました。ルートに入ってからももちろん面白かったですけど、やっぱりね・・・実る前の恋するヒロインが1番可愛いと思うんですよ・・・。

 

次はユルシュールへ。