恋×シンアイ彼女 感想

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恋×シンアイ彼女』フルコンプ。発売当初やれ地雷だの、やれ音楽に寝取られただの言われていた記憶があります。個人的に絵柄は好みでしたし、「果たしてどんなもんなんだ?」という興味もあったため購入・プレイ。

結果だけ先に書いてしまえば自分としてはアリかナシかでいえばアリでした。

最初にヒロイン4人の中の3人、新堂彩音・小毬ゆい・四條凛香のルートに関しては主人公・洸太郎にクセはあるものの道を外れない青春モノ。内容については割愛。

 

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問題となるのは洸太郎の幼なじみである姫野星奏。小学校時代に洸太郎と仲が良く、洸太郎がラブレターを渡すも返事も無く転校。それをキッカケに洸太郎は小説家志望としての気持ちが中途半端になってしまい、時間だけが過ぎていく毎日を送る。

そんな中突如星奏が洸太郎と同じ学園に転校してきて、再び洸太郎が告白。星奏と正式に付き合うことになるも、その後「ごめんなさい」というメールと共にまた突如転校。←ここまでが星奏ルートの内容。

全ヒロイン攻略後解放される『終章』では数年の月日が経ち、洸太郎は社会人に。そこで再び星奏と再会し、同棲までして結婚を申し込むも後日失踪

この転校→転校→失踪の3連コンボがかなり効いている模様。

 

その2つの転校、最後の失踪に関しては洸太郎がルポライターを務めた時に星奏の状況が発覚する為、個人的にはそれで星奏の行動には納得してしまいました。洸太郎サイドからすれば身勝手に思える行動でも、星奏サイドのもそれなりの理由はあったわけですし。まぁその為に洸太郎を利用した部分は否めないんですが、そういう一筋縄にはいかない展開好きですので。

 

3度の裏切りがあっても星奏を想い続けた洸太郎。

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そんな洸太郎の前に姿を現す星奏のイベントCGで締める終章。プレイしていた時は本当の星奏だと思っていましたが、それまでのテキストの流れでは空想の星奏ってのもあり得ある辺り何とも。どちらで想像しても面白いんですがね。

本物であったとしても星奏周りの事情は解消されていそうな書かれ方だったので、王道な終わり方としてはそちらですかね。

 

総評

80点。賛否両論あるのは分かりますし、星奏の行動をどれだけ許容出来るかで作品の見方が変わってきそう。あと、時折見せる洸太郎の浮世離れした言動に関しても中々人を選びそうです。しかし、絵や音楽は期待通りのものでしたので全体通してみれば楽しめたかな、と。

基本、幼なじみヒロインが想い続けてても主人公は別のヒロインに行ってしまうことあるんだから、その逆を体験するのもアリなのでは?と思ってしまう自分がいます。