Summer Pockets まとめ感想

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ストーリーフルコンプ。久しぶりのKey作品楽しゅうございました。

CLANNAD』『リトルバスターズ!』は大分ルート数が多かった為挫折してしまった自分ですが、本作はやりきることが出来ました。(ミニゲームに関しては手つかずですが・・・)

プレイ時間としてはざっくり40時間くらいでしょうか。よくあるエロゲ・ギャルゲと同等。上記Key作品と比べると短めとなっていてかつ、Key作品らしい雰囲気が楽しめるので、Key作品初心者にはお勧めの作品なのではないかと。

 

以下ネタバレあり

ALKA・Pocketルートについて

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この場面に関してはそれまでの前フリとOPを見ていると「あっ・・・」となってしまうこと不可避。

本ルートに関してはうみ・しろはメインの内容。しろはルートではしろはが未来が見える能力があると思っていたのが、ALKAルートではうみが未来から来た羽依里としろはの娘で、実はうみが未来から来たように嫌なことがあったら過去に遡れる能力をしろはも持っていた為、しろはもその時間を繰り返している為未来が見えると思っていたんだぜ、という展開。

これは個人によって見方が違うかもしれませんが、ルートの順番は関係無く、主要ヒロイン4人を攻略していくとうみが幼児退行していく(過去を遡ると記憶の欠如がある為)わけでして、それを考えると物語自体の主人公って羽依里よりうみに寄る気がするんですよねぇ。故にしろは以外のヒロインに関しては「もしかしたらこんなルートもあったかも?」的な正規のルートというよりIFという位置取りになる気がします。まぁしょうがないっちゃしょうがないんですけどね・・・。

あと、自分が見落としているだけな気がしなくもないのですが、うみの話を元に羽依里達が作った絵本の結末って明かされてい無いような?「うみが起きたら話してあげよう」みたいな勿体ぶった展開にしていたのに重要なところでは描かれていなかったので。

Pocketルートはうみが記憶を失くし、姿を変えながらもしろはの幼少時代にまで遡り、因果を断ち切る話。ぶっちゃけ軌道修正と予定調和の話というイメージです。書いていたら文章が長くなって、自分で読み返すのが面倒臭そうだから端的にしたわけでは・・・無い!!

 

総評

85点。良かったですよ。OP好きですし、全ルート通して嫌いなルート無かったですし。ただ・・・ただ!!終盤に起こる奇跡の力技はもうちょっと設定的に筋を通しても良かったんじゃないかと思います。特に蒼と鴎ルート。何で蒼は目覚めることが出来たのか?なぜ死ぬことを逃れられない状況だった鴎が羽依里と元気な姿で再会することが出来たのか?せめて紬ルートくらいのフォローは欲しかったところ。

あと、本当に個人的な好みで「このルートが正規で、他ルートはまぁ・・・可能性としたらもしかしたら・・・あるかもね?」 みたいな扱いの格差のある作品って評価下げ勝ちになってしまうのはごめんなさいとしか言えません。