向日葵の教会と長い夏休み 夏咲詠ルート 感想

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感想書くにつれて「なにも作品全部の感想書かなくてもいいのでは?」と思い始めたので、特に気に入ったルートのみ書く方向へ進路変更。

枕の『向日葵の教会と長い夏休み』のヒロイン・夏咲詠。主人公・明日葉陽介が幼少時代朧白村の教会で引き取られてから初めて友達になった・・・。まぁ詠の存在に関しては序盤からプレイヤーも大分察するような気がします。問題は陽介がどう考えているか・・・というのが詠ルートの楽しい部分でもありました。

個人的に久しぶりに自分の好みど真ん中な内容でした。

 

以下ネタバレ有り

 

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再会シーンの持って行き方だけで「詠は猫では?」と大半のプレイヤーが思うのでは。まぁぶっちゃけ、詠ルート以外に入った途端に詠の存在がいなくなり、その代わりに黒猫がいる時点で「あっ(察し)」ともなりますし。

「そうなると幼少期に会っていた詠は?」というのが詠ルートに突入してから伏線を散りばめ、終盤に明かす展開。

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では、それについて陽介自身はどこまで把握しているのか。この主人公としての株に影響する点において陽介は予想以上に察しが良かったのが好印象。「実は知っていました」と主人公視点に近いプレイヤーをも欺く展開大好きです。

幼少期の詠と本当の"詠"との繋がり、そこから現在における問題の解決を綺麗にまとめているルートだったように思えます。まぁリアルな話「戸籍とかどうなん?」と思っちゃったりもしますが、そこら辺に関しては神父が何とかしてくれそうな気しかしませんな!

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詠ルート攻略後に開放される雛桜ルートでの詠・・・否、ヨミの立ち位置も中々良いものです。これはこれでまた違ったヨミの望む居場所でしょうしね。